差別化で悩んでいるウェディングのフリーランスの解決策とは?
ウェディングのフリーランスで差別化に悩んでいるという方はとても多いです。フォトグラファーやビデオグラファーも圧倒的に違いがあるようなものにできている人は少ないです。プランナーも他のプランナーとの差を出しにくいし、司会は視覚化が難しいので、なかなか差別化しづらいです。他の人との違いを出さなければ、価格で勝負せざるを得ない状態となってしまい、結局安売りすることになってしまいます。
差別化ってそもそも何?
商品やサービスを差別化するにあたって、フリーランスが考えなければならないことが3つあります。この3つが守れていなければ、ただ違いを出しただけで、誰からも選んでもらえない状態になります。フリーランスの競合で見るポイントは以下の3つですが、企業よりも個人の方が優れている点はこちらの記事を参考にして見てください。ウェディング業界で企業よりもフリーランスの方が有利なポイントはどこ?
お客様からこの商品欲しい・このサービス受けてみたいと思われるものか
そもそも他の人との違いを出せたところで、誰も求めていないものなら買われることはありません。お客様のニーズを把握して、求められているものは何かを考えて差別化しなければ、苦労して作った商品やサービスが売れることはあり得ません。
同業者から真似されないようにする
せっかくうまく差別化しても、真似されるようなものでは、すぐに埋もれてしまいます。自分が思っているよりも同業者はアンテナを張ってるし、あなたのことをチェックしています。簡単に模倣できるものはすぐ真似されるし、より資本のあるところには勝てません。自分にしかできないことで、お客様が求めているものを考えていかなければならないのです。
5つの掛け合わせを考える
自分の武器を導き出す簡単な方法として、5つの掛け合わせを考えます。どの職種でどの分野で、何が専門で、どんな特徴があり、どんな実績があるのか。例えばビデオグラファーであれば、「結婚式の映像撮影で、前撮り専門で他とは違うプロフィールムービーを作ることができて過去に100件以上のカップルをその手法で撮影したことがある」という人ならある程度他のビデオグラファーとの違いを表現できます。
先入観を捨てること
フォトグラファーなら写真で差別化しなければいけない、ビデオグラファーなら映像で勝負しなければいけない、これは全部間違った先入観です。薄利多売は大手にしかできない戦略というのも間違いです。例えばフォトグラファーならば、写真は他の人と変わらないけどメイクもビデオも司会もペーパーアイテムも手配できるというのは、明らかな差別化ではなくとも、他の人よりも有利になります。お客様からすれば1つのところに全部任せた方が、圧倒的に手間が減ります。また、結婚式当日の写真を安い価格で販売するにしても、メインがマタニティフォトやファミリーフォトの人はメイン事業に結びつけるための顧客獲得手段であれば、間違いではありません。写真は他と変わらなくとも、アルバムが全然違うというのも差別化の1つです。差別化の仕方は色々あるので、先入観にとらわれず、複合的に考えることが大切です。1つの要素だけで差別化を計るにはそうとう難しいですが、組み合わせて全体的な差別化を目指すならそこまで難易度が高いものではありません。
差別化したら言語化することが重要
ただ差別化したから良いというものでもありません。仕組みや価値の差別化ができたら次は、それをわかりやすく言語化する作業が必要です。この部分がないと、せっかくの差別化要素が相手に伝わらないです。「なぜ、お客様は自分を選ばないといけないのか」、ここをちゃんとロジカルに相手に伝えることが重要です。
1985年生まれ33歳、東京都練馬区出身
日給1万円以下でアルバイトのビデオカメラマンとしてブライダル業界を経験し、結婚式場の販売価格と現場に払われる金額のあまりの差に疑問を持ち、一案件15000円〜40000円の下請け・孫請けの仕事で結婚式の現場に出ながらフリーランスとして活動を開始した。
25歳の時にFirst Filmというブランドで創業し、新郎新婦が自由な選択肢の中から好きなものを適正価格で選べるようになることを目指し、インターネットで直接選ばれる仕組みを構築。
売上は順調に伸び、2年後の27歳の時に株式会社VARIEを設立。写真や企業向け映像も事業として開始し、創業以来現在まで7年連続で売上最高値を記録。
現在はもう一つの会社、株式会社FOOLを立ち上げ経営の他にも現場の撮影をしながら講師業やコンサルタントとして活動中。