まずは何をやるべきなのか、フリーランスの間違っちゃいけない行動とは?
フリーランスになったらとにかく動けと言われます。でも何をどうしたらいいのか、何から始めたらいいのか、正しいことがわからないというフリーランスの方はたくさんいます。間違った行動は時間的なロスになりますし、効率も悪いです。他の人が失敗した道と同じ道をたどることはありません。まずは何をするべきか、優先順位がわからない人のために順番に書いていきます。抽象的な表現になりますが、本質ですので是非最後まで読んでみてください。具体的な内容は書ききれないので勉強会で説明します。
目次
1 まずは営業ツールを充実させること
兎にも角にも仕事をとってくることがまず第一です。仕事がなければ収入がありませんし、納期が遠ければ入金も遅くなります。WEBサイトやSNSのアカウントを作ったり、パンフレットや名刺、サンプル制作やマーケティング用の動画、プレゼン資料など、やることは結構あります。これがある程度揃っていないと当然クライアントに相手にされません。ウェディングのフォトグラファーであればサンプル写真、ヘアメイクであれば花嫁の髪型の作品集、司会であれば当日の様子を納めた動画など、最低限必要なものは揃えましょう。この時に、しっかりと差別化を意識した商品・サービスでなければなりません。それについてはこちらを参考にしてください。
差別化で悩んでいるウェディングのフリーランスの解決策とは?
2 誰に買ってもらいたいのかを決めること
次に必要なことは誰に買ってもらいたいのかを決めるということです。ウェディングのジャンルで言えば、新郎新婦に直接販売したいのか、結婚式場に置いてもらいたいのか、フリーのプランナーやプロデュース会社から依頼を受けたいのか、大別するとこの3つになります。まずは3つのうちどれか1つに絞ってください。全部を追えるほど、フリーランスは暇ではありません。そして1つに絞ったらさらに細分化します。例えば新郎新婦に直接販売したいのであれば、どんなカップルと自分の商品がマッチするのかを考えます。ラグジュアリーな雰囲気が好きな人にポップな商品を売っても売れません。あまりお金をかけたくない人に高級な商品も売れません。自分の商品・サービスは誰に選んでもらうのがベストなのかを考えましょう。
3 認知度を広める活動をする
営業ツールが整って、買ってもらいたい人が決まったら、次は自分の商品・サービスを知ってもらう努力をしなければなりません。どうやったら、買って欲しい人に知ってもらうことができるのかを考えます。例えば若い人であればTwitter、ビジネス感の強い人ならFacebook、流行りに敏感な人ならInstagramなど、使用するSNSも変わってきます。これも、全部やるのが一番ですが、フリーランスにはとにかく時間がありません。ブログも積極的に書いて、自分の価値観や意見を発信させなければなりませんし、サンプルも常時増やしていかなければなりません。広告も打ち出して、より認知度を上げなければなりませんし、そのやり方も覚えなければいけません。とにかくやることが多いのがフリーランスです。
4 ここまで出来れば、あとは結果を見ながら改善していくだけでいい
ここまで全てのことが出来れば、ある程度の成果が出てきます。全く売れなくてもそれが成果だと思ってください。結果を見ながら何がいけないのか、何が上手くいったのかを分析します。そして、1つ1つ改善していきます。WEBサイトのデザインがダメだったという分析結果であれば、変えてみて、また成果を見ます。サンプルを変えるべきということなら変えてみて様子を見ます。その繰り返しをしていけば、どんどん効果は高まっていきます。
間違った行動とはどんなことか
1〜4を実行しても何も結果を残せない人がいます。原因は二通りあります。
適当にやって実行したつもりになっている場合
適当に営業ツールを作って、適当にキレイなWEBサイトにして、広告を出しても全く結果は出ません。やること自体は簡単ですが、それほど甘くはないのがビジネスです。もっと研究して良い商品やサービスにしなければいけないし、もっとお客様のことも知らなければ、それが求められている商品・サービスなのかわかりません。SNSもただ投稿すればいいものではなく、その人にとってプラスになるような内容でなければ誰も見てくれません。そもそもお客様はあなたのことなんか見ていませんし、興味もありませんし、商品なんて買いたくもありません。それが当たり前なのです。その状態から、興味を持たせて、買いたいと思わせなければ上手くいかないのです。
そもそも実行していない場合
論外です。しかし8割・9割の人がこちらに当てはまります。答えは簡単で、面倒くさいからです。このレベルの人は将来上手くいくことはあり得ません。何をしても言い訳ばかりで、新しいことにもチャレンジしません。「よくわからないから」というそれこそよくわからない理由で実行しようとしません。わからなければ学べばいいだけで、学んだら実行すればいいのです。実行してダメなら、なぜダメだったのかを考えて、また学んで実行します。ただその繰り返しをやればいいだけです。
1985年生まれ33歳、東京都練馬区出身
日給1万円以下でアルバイトのビデオカメラマンとしてブライダル業界を経験し、結婚式場の販売価格と現場に払われる金額のあまりの差に疑問を持ち、一案件15000円〜40000円の下請け・孫請けの仕事で結婚式の現場に出ながらフリーランスとして活動を開始した。
25歳の時にFirst Filmというブランドで創業し、新郎新婦が自由な選択肢の中から好きなものを適正価格で選べるようになることを目指し、インターネットで直接選ばれる仕組みを構築。
売上は順調に伸び、2年後の27歳の時に株式会社VARIEを設立。写真や企業向け映像も事業として開始し、創業以来現在まで7年連続で売上最高値を記録。
現在はもう一つの会社、株式会社FOOLを立ち上げ経営の他にも現場の撮影をしながら講師業やコンサルタントとして活動中。