ウェディングのフリーランスがチーム化するために必要なことは?

ウェディングのフリーランスがチームを組む場合、どのようなチームを作るかは、人によって異なります。プランナーであれば、各ジャンルのプロフェッショナルで信頼できる人を集めることがチーム化になりますが、他の業種だとまた変わってきます。自分が現場に行けない日に行ってもらうために人を集めて、一日複数の案件をこなすためのチームなのか、お互い仕事をお願いし合うようなチームなのか、屋号を共有してブランド価値を上げてみんなで仕事を取ってくるチームなど、様々です。チームになるまでの過程などはこちらの記事を参考にしてください。(ウェディングのフリーランスがチームになるまでの過程と行動

フリープランナーが各ジャンルのクリエイターを集めてチームを作る場合

フリープランナーになるとパートナー探しは必ず乗り越えなければならない壁になります。自分の結婚式に相応しいクリエイターで、技術もあり、人柄も信頼に値する人をそれぞれのジャンルで複数人見つけてこなければなりません。特にフォトグラファーやビデオグラファーはWEBサイトの印象やマーケティングやブランディングに関わるため、慎重に選ばなければなりません。しかし、人気のクリエイターは他の取引先の案件で常に忙しい状態だし、金額も高いです。まだ売れていない人はそれなりの理由がある人がほとんどなので不安です。どちらにせよ、一度一緒に仕事をしてみないとわからないのが正直なところで、技術があるクリエイターでも相性が合わない人もいます。

まずはインターネットで検索してみる

基本中の基本ですが、まずはネットやSNSで検索することから始めます。そこで、気になる人を見つけたらまず口コミや評判を見て、Facebookに共通の知り合いがいないかを調べます。共通の知り合いがいた場合はその人から情報をもらいます。良い評判にしても悪い評判にしても、一度会わないとダメです。あくまでもトータルの情報で判断します。

クリエイターが集まるイベントやコミュニティに積極的に参加する

昔と比べて今はブライダルのイベントが多くなっています。交流会やセミナーもたくさんあるので、どんどん参加して学びながら相性の良いクリエイターを探すべきです。前職の会社や会場の中の世界しか知らないプランナーは多いです。たくさんの人と交流することで、新しい世界に気づくこともあるでしょうし、良い意味での刺激を受けるはずです。

他のクリエイターから紹介してもらう

ウェディング業界は狭い世界です。知り合いを2・3人介せば大抵の人は繋がっています。他のクリエイターから紹介してもらう方法は、一番手っ取り早い方法ではありますが、ベストな人が見つかる可能性は高くはありません。紹介してもらった手前、相性が合わなくても断りにくくなったりと不都合もあります。それでも最終的には一緒に数回仕事をするまではわかりません。やってみて損はないでしょう。

フリープランナーの場合、各ジャンルに信頼できるクリエイターが複数いなければ、いつも頼んでる人が他の案件で埋まってる時や病気や事故にあった時に大変です。会場に勤めていた時と違い、責任も全てとらなければならないので、リスクヘッジは常に意識して動かないといけません。

案件が増えて一日複数の現場を回すためのチーム化の場合

集客が上手くいったり、提携式場ができたりすると、一日に複数の案件が来るようになります。そうした時は、断るか誰かにお願いするかの二択になります。断ることは簡単ですが、誰かにお願いするとなると、少なくとも自分と同等以上の技術がなければクレームになりかねません。自分の屋号で自分が作った商品を売ることになるからです。写真や映像の場合は、作風を似せて、サンプルに近いものにしなければなりません。そのあたりが大変ではありますが、ちゃんと擦り合わせして、チームにすることが出来れば、自分が事故や病気になっても代わりの人が行ける状態が生まれます。では、どのように人を集めるべきか。

求人媒体に載せる

基本的にはフリープランナーと集める手法は同じですが、他にも求人媒体に掲載するという方法があります。1案件が相場より高ければ集まる可能性は高いです。仕事をお願いする場合は件数が少ないうちは単価を高くしなければ人は集まりません。専属契約ではなく掛け持ちも当然有りにしておかないと、せっかく集めた人も離れていきます。求人で人を集める場合、未経験者からあえて育てるという方法もあります。時間はかかりますが、変な癖がついていないので、素直に吸収して伸びていく可能性があるので長い目で見れば、プラスになる要素も大いにあります。ただ、もちろんその場合は即戦力は無理です。

お互い仕事をお願いし合うようなチームの場合

この場合は自分の屋号として受けるのではなく、完全に他のクリエイターを紹介する形になりますので、下請けとしてやってもらう人を見つけるのではなく、その人の屋号で請けてもらう形になります。そのため、作風やサンプルを気にする必要もなく、言い方が悪いですが丸投げできます。ただし、自分が紹介した人を選ぶかどうかはお客様次第だし、紹介した手前いくらかの責任も発生します。法的には大丈夫ですが、何か事故があった場合、クレームが来る可能性は高いです。クリエイターを集める方法としてはこれまで記載したものと変わりません。

チームを作って共通の屋号でやっていく場合

同じ屋号のもとにフリーランスが集まって形成されるチームです。この場合はまず、同じ価値観や技術、経験を持ち合わせた人でなければうまくいきません。そして、リーダーとなる人には、常に仕事を取ってこれるだけの器量が求められます。新しい人を入れるときも、チームの承認はある程度得なければ、その後の不協和音に繋がりかねません。難しいことではありますが、実際にこの方法で上手くチーム化しているクリエイターがウェディングにも数人います。リスクとしては、それぞれが自分自身で十分に仕事がある状態になった時に、チームを抜ける可能性があること、それと会社組織とは違い、各々が現場に出続けることになる可能性が高いことです。人を集める手段としては、この場合は簡単で、成功していれば勝手に集まってきます。ブランド価値がしっかりできていれば特に気にする必要はありません。

全てのパターンに共通した注意事項

全てのパターンに共通して言えることは、仕事の量が少なければ人は離れていくということです。それぞれのクリエイターにも生活があり、収入にならなければ所属価値がありません。最初は抵抗があるかもしれませんが、自分の収入を減らしてでも他の人に利益を与えるくらいの覚悟でやらなければチーム化するということは難しいでしょう。

 

投稿者プロフィール

Kawakubo Masataka
Kawakubo Masataka
1985年生まれ33歳、東京都練馬区出身
日給1万円以下でアルバイトのビデオカメラマンとしてブライダル業界を経験し、結婚式場の販売価格と現場に払われる金額のあまりの差に疑問を持ち、一案件15000円〜40000円の下請け・孫請けの仕事で結婚式の現場に出ながらフリーランスとして活動を開始した。

25歳の時にFirst Filmというブランドで創業し、新郎新婦が自由な選択肢の中から好きなものを適正価格で選べるようになることを目指し、インターネットで直接選ばれる仕組みを構築。

売上は順調に伸び、2年後の27歳の時に株式会社VARIEを設立。写真や企業向け映像も事業として開始し、創業以来現在まで7年連続で売上最高値を記録。

現在は経営の他にも現場の撮影をしながら講師業やコンサルタントとして活動中。

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