ウェディング業界のフリーランス必見!?伸びる人、変わらない人。
目次
フリーランスで伸びる人と変わらない人は何が違うのか?
私たちはウェディング業界に向けたセミナーや勉強会を2年以上に渡り実施してきましたが、毎回参加してくれた方は覚えていますし、セミナーや勉強会の後はFacebookやInstagramなどで繋がる人も多いので、その後の動向などもタイムラインに流れてきます。そして、数ヶ月もすると「明確に伸びている人」と「全く変わらない人」とで極端に分かれます。その理由は何かを分析すると、いくつか原因が分かってきましたので、今回はそのことをお伝えしたいと思います。
まずは伸びる人の共通点
伸びる人の共通点はたくさんあります。もちろん、全部に当てはまっている人は少ないとは思います。しかし、伸びている人は確実に複数の項目持ち合わせている人です。
素直に実行できる人
何でもそうですが、教わったことを素直に実行できる人はどんどん伸びます。セミナーでどれだけ知識やテクニックを教わっても
「そんなの知ってるよ」
「どうせあんただからできたんでしょ」
「もっと簡単な方法教えてよ」
と思って何もしない人よりも
「知ってたけど、まだまだ出来てないなー」
「自分にも出来るかもしれない、やってみよう!」
「そっか大変そうだけど、頑張ろう!」
って思える人の方が、圧倒的に成長できます。
リスクを選択できる人
ローリスク・ハイリターンというのはなかなか難しいです。リスクがなければリターンも少ないのが世の中の常識です。例えば広告は必ずリターンがあるものではありません。投資しても一件もお問い合わせが来ないかもしれません。それでも最終的にはやってみないと分からないものです。リスクをとってやるかやらないか、ここで分かれ道ができます。他にもWEBサイトへ投資、パンフレットなどの資料、サンプル、PR映像、写真、セミナーなど、多々ありますが全て同じで、作ったところでお問い合わせに結びつく保証なんてありませんし、無駄に終わるかもしれません。ポジティブな気持ちで投資するか、リスクを恐れて何もしないか。上手くいく人はリスクを選択できるのです。
志が明確にある人
目標でもいいのですが、これが明確にないと緊急性の低いものをやらなくなります。納品物があったり、クライアントとの約束の期日などがあれば優先してやるのでしょうけど、ブログやWEBサイトの強化などは今すぐに効果が出るものではありません。そういったものは志や目標、もしくは強い思いがないと疎かになってしまいます。逆に、短期であれ長期であれ、熱く想えるものがあれば、どんどん行動に移せるものです。上手くいっている人にはそれがあります。強い思いがあるから動けるし、目の前の作業や緊急性の高い仕事をちゃんとやりながら、本当に必要なことにも労力をかけることができるのです。
考える力がある
例えばフリーのウェディングプランナーがイベントプランナーの人から何かを教わったとした場合、ブライダルにそれをどうすれば活かせるのかを考えられる力がなければ意味がありません。フォトグラファーの集客の仕方を学んだときに、それ以外の人が応用できるかどうかは自分次第で、活かすためには考える力が必要です。考える力がある人は他業界のやり方や他業種のやり方を学んで、自分の業種に応用することができます。
相手の立場を考えられる
できる人はちゃんと相手の立場に立って考えることができます。例えばセミナーなどでは、必ずドタキャンや入金遅れ、遅刻などが発生します。9割以上は自己都合です。また、請求書が遅れれば誰かが余計な手間をかけることになりますし、納期が遅れればお客様が迷惑します。ビジネスには相手がいます。相手のことを考えれば余程の事情が無い限りそんなことは普通しないのですが、それを当たり前に守れる人は誠実な人で信用が生まれやすいので、クライアントに信頼されて上手く伸びることができます。
自己成長意欲が高い人
基本といえば基本なのですが、成長したいという欲求がなければ成長することはありません。いつも楽な方ばかりを選んでしまえば成長しようがないし、大変な方を選べば成長します。「苦」か「楽」かの選択肢があったときに「苦」を選べる人は強いです。その行動原理は自己成長だと思います。人間は誰しも必ず楽を選びたがるものです。だから当然フリーランスの方も出来る限り楽を選びます。自分で集客するよりも下請けや孫請けの方が楽だから行動できない、自分で集客しようとしても、より楽に集客できるSNSを選ぶ、楽な方を選べば当然、その他大勢の一員になっていくのです。反対に、いつも「苦」を選ぶ人は、常に誰もやっていない方にチャレンジしています。そうすると希少価値の高い人材になり、色んなことにチャレンジしている分、あらゆる能力が身についていきます。
自己投資できる人
先程の自己成長意欲が高い人の特長でもありますが、そういった人ほど自己投資に抵抗がありません。お金を投資するといった行為以外に、労力の投資も同じです。そういった人は本を読んだりセミナーに行ったり、交流会などで人脈を作ったりして、他の人よりも早いスピードで成長していきます。考え方もポジティブで、「まずやってみる」ということの重要さにもちゃんと気づいている人が多いです。そして、学んだことはアウトプットして整理整頓します。
自分に自信がある
過去に何かしら、例えば部活や受験、勉強などで努力したことがあり、それが結果に結びついたことがある人は、努力が結果に直結することを知っています。他にも何かにチャレンジして結果を残した実績のある人など、要は成功体験です。これがある人は自分を信じることができるので、正しいやり方さえ覚えれば、その後は自分自身で努力することができます。
成長する人や切磋琢磨できる仲間に囲まれている環境
自分を取り巻く環境も大事で、いい仲間、熱い仲間に囲まれていれば、それほど成長しようと思っていない人でも勝手に一皮剥けます。しかし、成長意欲のない人の中にいれば、自分自身も染まっていってしまいます。自分が伸びる上で環境はとても大切なことです。いつまで経っても愚痴をこぼす人よりも建設的な熱い話ができる人と付き合っていくほうが前向きな気持ちになれますし、応援もしてくれますし、自分も伸びていきます。
変わらない人の特長
何年経ってもたいして変わってないフリーランスはたくさんいます。いつまでも誰かから仕事をもらうことに頼っていて、自分で生み出そうとしなかったり、技術的にも向上してなかったり、他人の悪口ばっかり言ってたり。そういう人には同じような人が集まってきます。周りが同じだと自分が変わっていなくとも安心してしまうので、より変われなくなってしまいます。では、どんな人がいつまでも変わらないのか。その共通点を書いていきます。(以前書いたこちらの記事にも重複することが書いてあります。)
マイペースを崩せない人
今までの自分のペースが定着しているせいで、あくまでもマイペースの範囲の中でお伝えしたことを実行する人です。例えばSNSやブログの更新頻度、毎日更新するのが前提のものですが、それよりも自分のやりたいことを優先してしまうので、いつまで経っても前進しません。当然結果も出ないので、途中で諦めてしまいます。3ヶ月でもいいのでお伝えした通りのやり方で毎日更新すれば、ほぼ確実にお問い合わせに結びつきます。まずは誰にも負けない圧倒的な量が必要なのです。成果が出れば楽しくなるので継続させやすいです。これは何でも同じで、例えばスポーツでも最初は基礎練習ばかりで面白くないけど、出来るようになったり試合に勝ったりすると楽しくなるものです。
知識のない分野に興味を持てない人
ウェディング業界のことでさえ興味を持たず、自分の職種だけの知識しかない人は伸びません。他業界や他業種のことに興味がない人は、応用ができないので、貴重なチャンスをことごとく逃します。他業界や他業種とは、例えばITやAIなどは今後絶対に必要な分野です。その他にもあらゆる仕事で成り立っているのが世の中です。分からないからといって分からないままにしておく人はずっと変わらない人です。
すぐに途中でやめてしまう人、諦めてしまう人
「継続は力なり」という言葉が絶対正しいと言うつもりはありませんが、変わらない人の共通点として、一つのことが確立されるまで続けられないという点があります。もちろんビジネスなので、定めた期日を大幅に過ぎても黒字化できなければ撤退するとかやめるという選択も必要でしょうが、それは出来ることを全てやり尽くした結果の選択です。やるべきことをやっていないのに、飽きたとかモチベーションが上がらないという感情的な理由でやめる人は何を始めても途中で投げ出してしまい、結果いつまでたっても変わることはありません。
評論家気取りの人
こういったタイプのほとんどは大した実績のない人たちです。本人は自分の実力の無さに気づいているので、他人を批判したり粗探しをすることで何とか自我を保とうとします。言うまでもなく、こういった人たちは一生変わることはありません。恐らくこの先もずっと他人の評価をし続けていることでしょう。この状態になっている人が変わることはほとんどありません。長年の間変わらなかったことなので、何か劇的な刺激が無い限り難しいです。
自分自身の選択に責任が持てない人
自分で決めたことなのに、自分勝手に途中で投げ出して周囲に迷惑をかける人のことです。どんな結果であれ自分自身が選んだことです。最後まで全うすることなくたくさんの人に迷惑をかけて途中で投げ出す人はただのワガママな子どもと大差ありません。こういった人は自己中心的な考えなので他人に迷惑をかけていることにすら気づいていません。自分にとって都合の良いようにしか解釈できないのです。特にたまたま売上1000万前後に一時的になったフリーランスは、下手に自信がついて傲慢になり、自分の決断に責任を持たずに他人に迷惑をかける人になりがちです。勘違いや傲慢は、何も生み出さないし、継続して良い結果を出すための妨げになります。
感情でやることが左右されてしまう人
多かれ少なかれ、人間なので感情と仕事は混合してしまいます。それはある程度は仕方のないことです。ただ、その日の気分で仕事したりしなかったりを繰り返しているような人は、なかなか上手くいきません。やる気になったからやるとか、今日はやる気ないからやらないというように、感情によってやることがコロコロ変わってしまったり、やるべきことをやらなかったりすると、結局は成果に結びつくのが遅れ、その途中で諦めてしまうのです。「やる」ということが当たり前で「やらない」という選択肢がない状態が自然の人は、気分が乗らないときは場所を変えたり、軽く運動したりして、やるための努力をします。
いつも受け身の人
誰かが何かをしてくれるのを待っていても、誰も何もしてくれません。クライアントから指示がなかったから動けなかった、会社がルールを設定してないから悪い、そんなの言ってくれなきゃ分からない。全部自分から聞いたり提案すれば解決できる問題です。世間は母親ではないので、甘えてる人は社会から必要とされなくなります。自分から積極的に動ける人にならなければ、上手くいくことはありえません。
何でも他人の責任にしてしまう人
環境が悪い、政府が悪い、会社が悪い、クライアントが悪い、自分は悪くない。これでは成長しようがありません。自分の非を認めるのは勇気がいることかもしれません。誰もが自分が正しいと思いたいのですから。でも100%でなくとも、1%でも「自分はここが間違っていたかもしれない」と思えれば、改善しようという気持ちになりやすいです。他人の粗探しよりも自分の粗探しをして、どこかに自分の非がないかを探して認められるようになれば少しずつでも変わっていけると思います。
結局のところ努力できない人はどんどん置き去りにされる
色々と書き連ねてきましたが、結局努力する意志がない人は無理です。現状への不満や、将来への不安はみんな感じているものです。圧倒的な行動量、圧倒的な作業量、圧倒的な努力量こそが唯一そこから抜け出すための方法です。前提として間違った努力の仕方をしていないという条件がありますが、私たちがお伝えできるのは正しい方向だけです。やるかやらないかは自分次第であり、それを他人がコントロールすることは至難の業です。だからこそ、自分自身の心を強くして、常日頃から上手くいっている人の考え方や価値観を学ぶ必要があります。
1985年生まれ33歳、東京都練馬区出身
日給1万円以下でアルバイトのビデオカメラマンとしてブライダル業界を経験し、結婚式場の販売価格と現場に払われる金額のあまりの差に疑問を持ち、一案件15000円〜40000円の下請け・孫請けの仕事で結婚式の現場に出ながらフリーランスとして活動を開始した。
25歳の時にFirst Filmというブランドで創業し、新郎新婦が自由な選択肢の中から好きなものを適正価格で選べるようになることを目指し、インターネットで直接選ばれる仕組みを構築。
売上は順調に伸び、2年後の27歳の時に株式会社VARIEを設立。写真や企業向け映像も事業として開始し、創業以来現在まで7年連続で売上最高値を記録。
現在はもう一つの会社、株式会社FOOLを立ち上げ経営の他にも現場の撮影をしながら講師業やコンサルタントとして活動中。