ウェディングのフリーランスが絶対に身につけるべき力

フリーランスに足りないものは行動力とか集中力とよく言われます。実際に多くのフリーランスに足りていないものでもあります。しかし、それよりも、遥かに必要なものがあります。まずは、その3つの能力を紹介します。

まず必要不可欠な3つの力とは

素直力

読んで字の如く、素直になる力です。これは性格というよりも能力で、このスキルがない人は、誰の言うことも聞けず、アドバイスにも耳を傾けません。新しいことを学んでも実行に移さない人は、大抵この能力が足りていない人たちです。セミナーにいく、本を読む、身近な人に教わる、ネットで検索するなど学ぶ方法はいくらでもあるのですが、ほとんどの人は実行せずに終わります。そして、もし実行したとしても継続させることができません。全ての原因はこの素直になる力が足りないからと言っても過言ではないのです。今日学んだことを信じ切って、その日に実行できる人は、どんどん伸びていきます。そのくらい素直に吸収して素直に実行することは大切なことです。

創像力

これは造語ですが、想像した抽象的なイメージをより具体的に創り上げる力です。よくゴール設定が大切とか言われますが、ゴールが抽象的なイメージのままだと、プロセスも抽象的になります。明確なイメージを思い描いて学んだことを実行できる人が、効率よく次のステージに進めるのです。例えば集客に困らない状態をゴールにするならば、具体的にその時の自分の状況をどれだけ具体的にイメージできるかで、達成できる可能性が変わってきます。月に何件注文があって単価がどのくらいで売上がいくらか、手元に残るのはどのくらいでそれを何に使うのか。より具体的にイメージして妄想することが、実はかなり優先順位の高い重要事項なのです。

夢中力

これは集中力とは違うもので、物事に寝食を忘れて熱中できる力のことです。仕事や宿題をこなすときは集中力が大事になります。趣味や遊びなど、自分が心から楽しめることに関してはみんな夢中になるものです。やるべきことを楽しめる力が夢中力で、この力を身につければ、どんなことでも苦に感じないで、楽しめてできるようになります。例えばマーケティングを楽しみながらできるようになれば、売上はどんどん伸びていきますし、コピーライティングの能力を楽しみながら身につけられればブログも苦ではなくなります。物事にハマるきっかけは人それぞれですが、みんなマイブームがあるはずです。要はその夢中力を仕事に応用できればいいのです。

それ以外に必要な細かい能力

習慣化能力

習慣化することは、物事を継続させる上で最も必要な能力です。朝起きてから歯を磨くのと同じようなレベルまで情報収集や分析を習慣化できるようになれば、自然と日常の過ごし方が変わります。ただし、間違ったことを習慣化してしまうと、その癖づいたことから抜け出すのが大変になります。そういった意味でも次の「アンテナ力」を磨いて、正しい情報を入手して、分析していく癖をつけることが重要です。

アンテナ力

インターネット、新聞、テレビ、書籍、セミナー、ワークショップ、人脈、情報源になるものは世の中に溢れかえっています。しかし、多くの人は自分にとって興味のあることしか目を向けません。そうすると自然と自分の興味の幅を広げることができなくなります。どんな情報でも自分に関係していることだと思って、1つの情報から10を学ぶ気持ちで情報に接する癖をつけるべきです。

成長意欲

とにかく上を見て、貪欲になることが出来なければ、成長する幅が狭くなります。ダメな人は、他の人を自分より下に見ることで、また、下だと思いこむことで安心感を得ようとします。自分の自我を保つためにも粗を探して欠点を見つけようとします。そんなことをしていては意味がありませんし、他の人なんてどうでもいいということに気づかないといけません。常に上を目指して、自分よりも優れているところがあればどんどん吸収して自分の糧にしていきましょう。

自己分析力

冷静に自分のことを客観視できる能力は絶対に必要です。これが出来ないと、今の自分の欠点や長所が曖昧になり、セルフブランディングの弊害となります。フリーランスは自分自身の価値が商品の一部です。自分のことをよく分かっていないとその価値を言語化出来ないし、クライアントに伝えることもできなくなります。分析さえできれば欠点を補填したり、長所を増やしたり、選択肢はありますが、何も分かっていない人は現状を変えることも難しくなります。

戦略立案能力

難しく聞こえる言葉ですが、要は作戦を考える力です。闇雲に来た仕事をこなすだけでは状況は変わりません。目的を明確にして、何のためにどの仕事を選ぶのかを考えなければならないし、その目的を達成するための具体的なプロセスとか構想を創り上げるのも事業者の仕事です。そのためには知識や経験は不可欠な要素になります。経験はこなしていくしかないかもしれませんが、知識は努力でいくらでも手に入ります。

思慮力

相手の立場になって物事を考える力です。人は自分の都合の良いように物事を解釈しようとします。極端なことを言えば遅刻しても「自分は忙しい、忙しい自分が時間を割いて来たんだから遅刻くらいで文句は言われないだろう」と思おうと思えば、そんな風に考えることもできてしまいます。会社員時代の人脈から仕事を請ける場合も「自分で築き上げた人脈なんだから前の会社は関係ない」と思う人もいるでしょう。そういった人は決してマナー違反とかモラルに反する行為だとは思いません。一言あれば解決できる簡単なことも、自分本位であるためにできないようになってしまいます。

知的好奇心

街を歩いているだけでも「なんでだろう?」と思える人は他の人より数倍早く成長します。例えば「なんでこの店はこんな立地でもいつも満席なんだろう」「もう数年ここに看板あるけど、効果あるのかな?」「ここの場所に店構えるとすぐ潰れるなー」「最近都心の駅ってみんなデジタルサイネージになってるけどなんでだろう」「朝の満員電車ってほんと辛いけど、なんでみんな同じ時間に出勤するんだろう」「この場所いつも渋滞してるけど何が原因なんだろう」「このコンビニは駐車場あるけど向かいのコンビニはないのはなぜだろう」など、その気になれば誰でも簡単に100個や200個疑問を持つことはできます。そして大事なことは自分なりの解答を自分で考えて、答え合わせをすることです。そうすることで、同じようにただ街を歩いて同じ時間を過ごしているのに半年後や1年後の成長スピードは数倍違ってきます。

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