ウェディングのフリーランスがストレスから解放される方法
せっかくフリーランスになったのにやりたくもない仕事に追われて、好きなことができずにいる人がいます。例えばメール対応や電話対応、打ち合わせ、営業、WEB周りのコンテンツ制作、SNSの投稿、請求書の作成や入金チェックなどです。本業の仕事の納期もあるし、技術のスキルアップもしなければならないのに、そこまでなかなか手がつけられないというフリーランスのために今回はどうしたらそこから抜け出すことができるのかを考えていきます。
目次
やりたくない仕事は全部アウトソーシングする
今はオンライン秘書サービスやクラウドソーシングサービスなどがあるので、気軽に安い金額で本業以外を代行してくれる人はたくさんいます。全部を外注化した仕組み構築も十分可能な時代となったので、これを最大限活かすのが、最も有効な方法だと思います。
投資という概念を持って考え方を変える
ただ、全部外注するためには、当然少ないとはいえお金がかかるので、「投資」という概念がまだない人には抵抗があることかもしれません。仮に全てを外注化するのに月々10万円かかったとしましょう。それによってどれだけの時間が作れるかを計算します。月に20時間でも空けることができるのならば、今すぐやるべきで、20時間あれば10万円以上の価値のある仕事は十二分にできるはずです。誰にでもできる仕事は全て外注化して、より価値の高い仕事をするようにしなければ、フリーランスは自分の収入を上げることはできません。
全てをアウトソーシングするためには「教育」が必要不可欠
例えばメール対応を外注化する場合、どこからどこまでを任せるのか、全部報告してもらって指示を出すのか、そのやり方は自分で考えなければいけません。打ち合わせや営業も代行してもらうことは可能ですが、自分の本業のことをよく知っている人じゃないと、トラブルが起きる可能性が跳ね上がります。最初の方はしっかりと本業のことを分かってもらう努力をして、打ち合わせや営業にも同席してもらう必要があります。
自分自身がある程度分かっていないと仕組み化は難しい
WEB関係やSNSなど、ある程度知識が自分にないと、教育しようがありません。自分のやり方も確立しておかないと、代行してもらうのは困難です。やり方もその人に考えてもらうのは現実的に無理です。打ち合わせや営業も同じで、実際に自分のやり方を見てもらったり、言語化して教えてあげなければ当然できません。全てを極める必要は全くありませんが、普通の人以上の知識は必ず必要になります。
社員やアルバイトを雇う方法
フリーランスでも社員やアルバイトを雇うことはできます。教育という観点から見たら、この方法が一番教育しやすいでしょうが、問題点がいくつかあります。
外注化するよりも人件費が高くなる
いま、日本中で最低賃金がどんどん上がっているのはご存知のことだと思います。社員にしてもアルバイトにしても相場と同等かそれ以上の固定給を出さないとなかなか続けてくれません。クラウドソーシングサービスを使った方が、圧倒的に安いコストで済ませられます。
事務所が必要になり、固定費があがってしまう
アルバイトにしても社員にしても、「働く場所」が必要になります。今の時代はPCが一台あれば場所はどこでもいいとう場合もありますが、雇う側としては、管理ができなくなってしまいます。勤怠管理が不透明な場合は、絶対的な信頼関係がないと難しいです。そのため、どうしても事務所という働く場所が必要となってしまいます。
求人媒体などに出さなければ集まらない人は、広告費がかかる
余程の人気者か、カリスマ性があれば別ですが、基本的には求人広告を出さなければ人は集まりません。どんな媒体に出すにしても多かれ少なかれお金はかかります。しかも優秀な人材となればそれなりの広告費をかけて、魅力的な仕事内容にして、さらに給料も標準よりも高くなければ、まず来ないでしょう。ただでさえ自分ひとりしかいない状態で、信用もほとんどないのがフリーランスです。ある程度の規模のチームになったり、ブランド力を持てれば違ってきますが、最初は難しいでしょう。
全てを楽しめるように工夫して、自分でやればストレスではなくなる
やりたくない仕事、面倒なこと、苦手な仕事と思うとストレスになります。マインドを変えて全てを楽しめるようになればストレスからは解放されます。「言うは易し行うは難し」で、実行するにはかなり難易度が高いと思います。ただWEBマーケティングやブランディングなどは、出来るようになればかなり楽しいことだとは思います。メールや電話対応もお客様から感謝の言葉をいただけるので、決してつまらない仕事ではありません。打ち合わせや営業もちゃんとクロージング出来るようになれば、楽しいと感じるようになるでしょう。全ては自分自身がどう思い、どう感じるかによって変わってくることです。
1985年生まれ33歳、東京都練馬区出身
日給1万円以下でアルバイトのビデオカメラマンとしてブライダル業界を経験し、結婚式場の販売価格と現場に払われる金額のあまりの差に疑問を持ち、一案件15000円〜40000円の下請け・孫請けの仕事で結婚式の現場に出ながらフリーランスとして活動を開始した。
25歳の時にFirst Filmというブランドで創業し、新郎新婦が自由な選択肢の中から好きなものを適正価格で選べるようになることを目指し、インターネットで直接選ばれる仕組みを構築。
売上は順調に伸び、2年後の27歳の時に株式会社VARIEを設立。写真や企業向け映像も事業として開始し、創業以来現在まで7年連続で売上最高値を記録。
現在はもう一つの会社、株式会社FOOLを立ち上げ経営の他にも現場の撮影をしながら講師業やコンサルタントとして活動中。