フリーランスが絶対にやってはいけない10個の行動とは?
フリーランスはフリーランス同士で集まったり話しをしたりしますが、そこに業務を委託する側の人間がいることは稀です。仮にいたとしても本音を言ってくれる人はほとんどいません。そうすると企業側の言い分がわからなくなってしまい、自分本位の考え方に偏ってしまいます。すると、どんどん間違った行動をとってしまうようになり、最終的には仕事をもらえなくなります。今回はフリーランスの方がやってはいけない行動を10個紹介します。
目次
1 請求書の提出が遅れる
請求書は毎月必ず何日までに送ってくださいと言われているはずですが、毎回遅れる人が必ずいますし、意外とその数は多いのです。基本中の基本だし、昔と違い、今は郵送ではなくメールでPDFを送るだけでいい企業も増えてきました。ビジネスをしている以上当たり前のことですが、請求書が毎回遅れる人は信用をなくしますし、企業側からしても急かしたりメールを送ったり電話をしたりと何かとコミュニケーションコストがかかってしまいます。遅れる人のせいで余計な労力が発生するので、自然とそんな人には仕事を回さなくなっていきます。
2 納期が遅れる
これも本来は論外な話ですが、期日管理ができないフリーランスはたくさんいます。商品の納期も勿論ですが、先ほどの請求書や、この日までに返事をするといったことも守れなかったりと、どれだけ自分が信用を落としているかに気づかずに、毎回繰り返してしまいます。納期が遅れる人に仕事を出す人はいません。技術がいくら高くてもこのあたりの当たり前が守れないと、到底クライアントから信頼されることはできないです。
3 毎回返信が遅い、連絡がつかない
連絡がとれない人、毎回返信が遅い人も確実に信用を失います。忙しいからとか時間がなかなかとれないという言い訳をするフリーランスもいますが、そんな言い訳はビジネスでは全く通用しません。企業側からしたら返信が遅い人、連絡がとれない人は、ただ仕事ができない無能な人として見ます。当然このような人も信頼されずに仕事を失っていきます。
4 時間を守れない
事前に連絡もせずに、打ち合わせなどにいつも遅刻してくる人や、いつも直前に遅れる連絡をしてくる人、現場に遅刻してくる人など、時間を守れないフリーランスもたくさんいます。仕事を任せる人からすれば、決められたルールを守れない人はいらないし、打ち合わせなどで次が詰まっていたりするので全体の予定が狂ってしまうことに繋がります。時間を守れない人は、基本的な思考が自分勝手になっているだけです。当然この手の人も信頼されません。
5 現場で他の人に不平不満を言いふらす
子どもかと思う人もいるかもしれませんが、こんなフリーランスもよくいます。結婚式当日の現場やその後の飲み会などで陰口を言ったり、クライアントに対する不平不満を言ったりする人です。もちろん人間ですから多少の不満は抱えていて当然です。ただ、それが仕事をいただいているクライアントに伝わった時のリスクを考えてないことが、能力の欠如と判断されることです。そして、周囲に対して言った不平不満や陰口はいつか必ずクライアントに伝わります。そこから仕事をもらわなくてもいい、もしくは、向こうから契約を切られない工夫をしているわけでもないのなら、不平不満は極力抑えるべきなのです。
6 仕事を請けたあとでギャラに文句を言う
まず、契約を軽視しているフリーランスはレベルが低いと思われることを覚えておくべきです。クライアントから仕事を引き受けた時点でプロとして契約したことになります。もちろん金額にも納得したから引き受けたとみなされるわけで、それを後から安すぎると言うのは社会人としての常識が問われます。どんな金額であれ、請けた自分が悪いのです。断る権利は当然ありますし、交渉する権利もあります。それを行使せずに決まったことに不満をもらすのはプロフェッショナルとは言えません。
7 努力やチャレンジをしようとしない
根本的な問題ですが、ウェディングに関して言えばよくある話です。いつも同じ式場で同じことをやっている人ほど、技術向上や成長に対して努力しなくなります。例外的に、同じ式場でも、どんどん貪欲に上を目指して成長しているフリーランスもいますが、ごく一部です。仕事を発注する側は、その人の努力というものを必ず見ています。全然成長しない人は当然新しい人に仕事を奪われていきます。
8 案件数が少ないことに文句を言う
クライアントに案件数が少ないとクレームをつけるフリーランスがいます。専属契約で月の案件数が契約で保証されている場合は別ですが、そうでない場合は意味がわからないと思われてしまいます。そもそも少ないなら他の仕事を請ければいいだけだし、フリーランスの生計にまでクライアントが気を利かせるのはどう考えてもおかしいでしょう。もちろん案件数が少なければ人が離れていってしまうことを企業側も認識しているので、増やす努力は常にしているはずです。その努力や苦労を想像もできずに文句ばかり言う人に仕事を振るわけがありません。
9 受身になって自分から聞こうとしない
何でも受身のフリーランスは、いつも他人のせいにしてしまいます。「事前にこれは教えてくれないと困る」「やり方を教えてくれないとできない」「発注してくるタイミングが遅い」などです。仕事を出す側からすれば「聞けばいいだけ」で終わりです。受身になっているフリーランスは自分が正しいことを言っていると思い込んでいます。相手の立場で物事を考えることができない人です。もちろん仕事を発注する側も、聞いてこない方が悪いというスタンスではダメで、双方がお互い気を使うことが大事だということです。
10 自分のことしか考えない
たまに、「生活があるのでギャラを上げてほしい」という人がいます。クライアントからしたら「そんなこと知ったことではない」という話になります。ギャラを上げて欲しいなら自分の価値を上げたり、クライアントに求められる人材になるべきで、生活がかかっているからギャラを上げて欲しいという人は、根本的にビジネスを理解できていない人というレッテルを貼られます。自分のことしか考えられないフリーランスが今後生き残ることはあり得ません。
最低レベルの10個、実践できない人は生き残れない!?
正直他業界のフリーランスの人が見たらビックリするくらい当たり前の内容だと思います。それでもこれが出来ない人がウェディング業界では多いという事実があります。今一度、自分は果たして実践出来ているのかという視点から見直してみることをオススメします。
1985年生まれ33歳、東京都練馬区出身
日給1万円以下でアルバイトのビデオカメラマンとしてブライダル業界を経験し、結婚式場の販売価格と現場に払われる金額のあまりの差に疑問を持ち、一案件15000円〜40000円の下請け・孫請けの仕事で結婚式の現場に出ながらフリーランスとして活動を開始した。
25歳の時にFirst Filmというブランドで創業し、新郎新婦が自由な選択肢の中から好きなものを適正価格で選べるようになることを目指し、インターネットで直接選ばれる仕組みを構築。
売上は順調に伸び、2年後の27歳の時に株式会社VARIEを設立。写真や企業向け映像も事業として開始し、創業以来現在まで7年連続で売上最高値を記録。
現在はもう一つの会社、株式会社FOOLを立ち上げ経営の他にも現場の撮影をしながら講師業やコンサルタントとして活動中。